アキレス腱の痛みのついて
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アキレス腱の痛みの一般的な傷病名とその原因をいくつか紹介します。
・アキレス腱炎(アキレスけんえん)
アキレス腱炎は、アキレス腱の周囲の組織が炎症を起こす状態です。一般的に、長時間の過度な負荷や反復的な動作、運動不足などが原因とされています。
・アキレス腱断裂(アキレスけんだんれつ)
アキレス腱断裂は、アキレス腱が一部または完全に断裂する状態です。この状態は、急激な動作や過度なストレッチ、アキレス腱への直接的な外力が加わることによって引き起こされることがあります。
・アキレス腱石灰化(アキレスけんせっかいか)
アキレス腱石灰化は、アキレス腱内の組織にカルシウムが蓄積し、硬化する状態です。これは一般的に、慢性的な炎症や組織の老化によって引き起こされることがあります。
・アキレス腱滑膜炎(アキレスけんかつまくえん)
アキレス腱滑膜炎は、アキレス腱の周囲にある滑膜が炎症を起こす状態です。これは通常、繰り返しの運動や外傷による刺激が原因となります。
・アキレス腱包炎(アキレスけんほうえん)
アキレス腱包炎は、アキレス腱の周囲の組織に炎症が生じる状態です。これは、アキレス腱周辺の組織の繊維化や変性が進行し、炎症を引き起こすことによって発生することがあります。
これらは一部のアキレス腱に関連する一般的な傷病名ですが、具体的な痛みの原因を特定するには、以下のような評価が行われることがあります。
・症状の詳細な問診:痛みの発生時期、痛みの程度、痛みの発生要因などについての情報を収集します。
・身体検査:アキレス腱周辺の圧痛や腫脹、可動域の制限などを評価します。
・ディスカッションテスト:アキレス腱に負荷をかける特定の運動やテストを行い、痛みの反応を観察します。
症状と評価の結果を総合的に考慮し、原因に基づいて適切な施術方法が選択されます。
施術方法は症状や原因によって異なり、例えば、アキレス腱炎の場合には安静やストレッチ、物理療法が考慮されることがあります。アキレス腱断裂の場合には、手術的な修復が必要な場合があります。
当院では状態に応じて超音波治療器、ハイボルテージ治療、テーピングを用いて早期治癒を目標に施術いたします。