マッサージ

接骨院で「マッサージ」を行う際、「あん摩マッサージ指圧師」と呼ばれる国家資格を取得している施術者が対応いたします。
資格を保有していない場合は、「リラクゼーション」という言葉が使用されることもあります。

あん摩とマッサージという施術についてご紹介いたします。

 

●マッサージ

肌に直接触れ、心臓に向かってなでるような動きをする施術手法です。
血流改善やリンパの流れを良くすることを目的としており、近年ではむくみなどの改善を目的とした施術も注目されています。
もともとはギリシャ語の「マッシー（揉む）」アラビア語の「マス（揉み込む）」にフランス語の「アジ（操作する）」という語尾が付いて定着した造語だと考えられています。
紀元前４～５世紀からヨーロッパを中心に多くの医者が研究を行い、世界各地で独自の手法が確立されたと言われています。

 

●あん摩

奈良時代ごろに中国から入ってきた手法で、衣服の上から心臓から離れる方向に筋肉を揉む叩くといったアプローチを行います。
筋肉内の血液循環を改善することで、新陳代謝を盛んにすることを目的としています。
お腹まわりに対して行うことで、消化吸収器官の働きを改善する効果も期待できます。

 

日本にマッサージという施術が入ってきたのは「明治時代ごろ」と言われています。
古くから根ずいていた、「あん摩」の手法と組み合わせた研究が盛んに行われることとなり、江戸時代以降、ヨーロッパの施術手法とは違う独自のものが日本で確立されるようになりました。

●血行促進

マッサージは手技療法に含まれ、筋肉を「押す・叩く・擦る・揺らす」など、さまざまな手法が用いられます。
緊張がみられる筋肉や、痛みの原因となっている筋肉に対して、マッサージを行うことで筋肉の緊張を緩和し、血行促進効果が期待できます。

 

●リラックス効果

血行を促進させることで、副交感神経の働きを優位にして身体や心のリラックスにつながります。

マッサージは「筋肉をほぐす」「血行を良くする」という効果が特徴的です。
次のようなお悩みがある方にはマッサージをおすすめします。

 

●身体の疲労感、倦怠感

「身体が疲れている」と感じるのは筋肉の緊張による血行不良が原因となっている場合が多いとされています。
日常的な不良姿勢や睡眠不足によって、筋肉が硬くなり血流が悪くなることで、自律神経の乱れやホルモンバランスの乱れを引き起こして身体に疲労を感じるようになります。
また、気候の変動や人間関係による精神的なストレスも筋肉を緊張させることで、血行不良を起こします。
マッサージによる血行改善で症状の緩和を目指しましょう。

 

●ストレス

人間関係によるイライラや、騒音などの雑音などによってストレスを感じると、自律神経のバランスが乱れ、「緊張・興奮状態」を作り出す交感神経が優位になる場合があります。
この状態が長期にわたると、夜眠れなくなったり筋肉が緊張してこわばるといった症状を引き起こすと考えられています。

このような自律神経の乱れは、「頭痛」「眼精疲労」「肩こり」を始めとした身体的な症状を併発するだけではなく、うつ病などの疾患につながることもあるため放置しないで適切に対処することが大切です。
マッサージは、筋肉をほぐすことで副交感神経を優位にし、リラックス効果が期待できます。
日頃の気疲れの改善にもご利用いただけます。

 

●体型のコンプレックス

塩分過多な食生活や、水分不足が続くと、身体の老廃物が排出されにくくなります。
その結果、顔や手足がむくんで太く見えてしまったり、余分な脂肪がついて太ってしまうことがあります。
マッサージはリンパの流れを改善することで代謝を改善するため、脂肪燃焼を助けて痩せやすい体質になることが期待できます。
また、身体全体の循環を改善することで、むくみや冷えの症状にも効果的と言われています。

当院では、熟練の国家資格者が「あん摩」「マッサージ」「指圧」の手技を融合させた手技で、お身体の状態やご要望を確認、適正な手技で個々の身体に合わせ施術させていただきます。
別メニューとして頭痛や疲れ目の症状に効果のある「頭部マッサージ」や下肢のむくみやしびれに効果のある「下肢中心マッサージ」もご要望により施術いたします。