麻痺やしびれでお困りの方へ
人間の身体には、無数の神経が張りめぐらされています。
神経は、知覚や運動などの生命活動に必要な感覚を司っています。
その神経に異常が起こると、感覚の麻痺や運動障害を起こし、日常生活に大きな影響を与えると言われています。
首や腰から起こる神経は、手や足の感覚を支配しているため、ケガや病気などが原因で神経に異常が起こると、手足の麻痺やしびれを起こすと考えられます。
また、日常生活での身体のつかい方やスポーツでのケガなどが原因で、神経に異常をきたすこともあるため、注意しなければなりません。
ここでは、手足の麻痺・しびれの原因や症状の特徴にくわえて、改善・予防する方法について詳しくご紹介していきます。
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目次
このようなことで
お困りではありませんか
- 座っていると足がしびれる
- 寒くなると手足の感覚が鈍くなる
- パソコンをつかうと手がしびれてくる
- 肩こりがつらい
- 腰痛を抱えている
- ヘルニアと診断された
手足の麻痺・しびれの特徴
手足の麻痺・しびれを起こす原因
手足の麻痺・しびれは、おもに手や足を支配する神経に異常がみられることで起こると言われています。
●疾患による神経の絞扼障害(こうやく障害)
神経の枝は、筋肉や血管など、身体の組織の間を通り抜けてつながっています。
しかし、神経の通り道が狭くなっていたり、神経自体が圧迫されたりと、何かしらの異常をきたすことがあると言われています。
このように、神経が圧迫されることで、麻痺やしびれが生じるとされています。
神経の圧迫を起こす疾患には、次のようなものが挙げられます。
・手根管症候群
手根管症候群は、正中神経が手根管内で圧迫されることで起こる神経障害です。
親指から中指、薬指の親指側半分にしびれが起こると言われています。
そのほかにも、手のこわばりや痛みがみられることもあります。
・肘部管症候群(ちゅうぶかんしょうこうぐん)
肘部管症候群は、尺骨神経(しゃくこつしんけい)の麻痺が起こり、薬指や小指にしびれの症状をきたす神経障害です。
また、筋肉が痩せてくることや指の変形がみられることもあります。
・橈骨神経麻痺(とうこつしんけいまひ)
橈骨神経とは、腕にある大きな神経のひとつです。
上腕部で何かしらの障害が起こると、橈骨神経が麻痺を起こすことで、手首や指を曲げたり、反ったりする動きができなくなる症状が起こります。
・胸郭出口症候群
腕神経叢(わんしんけいそう)という上肢や肩を支配する神経が、鎖骨や肋骨付近で圧迫されることで肩や腕、肩甲骨周辺に痛みやしびれといった症状を感じるとされています。
このとき、鎖骨下動脈が圧迫され、痛みや血行不良を起こすこともあります。
●そのほかの原因
神経障害は、筋肉の緊張やケガなどが原因となって発生することもあります。
また、日常生活での不良姿勢や身体のつかい方によっても、骨格や筋肉に負担がかかり、神経を圧迫する原因になるため注意が必要となります。
手足の麻痺・しびれで起こる症状
手足の麻痺・しびれが起こると、おもに感覚や運動に関連する障害が起こると言われています。
●手の麻痺・しびれの症状
次のような症状がみられると言われています。
・手の痛み
・手や指の感覚が鈍くなる
・手や指の感覚がなくなる
・手や指に力が入りにくくなる
・手や指が冷えたように感じる
このほかにも、腕や指全体に広がるような「放散痛」を感じることがあり、身体が疲労しているときや寒いときなどに神経症状は起きやすいと言われます。
麻痺やしびれの強さは人によって異なり、疲労によって神経症状が強くなるケースや、起床時から一日中しびれているなどの違いがみられます。
また、症状は長期化しやすく、なかには症状改善のために、手術の適応になるケースもあると言われています。
症状が現れた際には、早期に医療機関へ行き、症状を正確に把握することが回復につながると考えられています。
●足の麻痺・しびれの症状
手の神経症状と同様、感覚異常や筋力低下などの症状がみられると言われます。
・すね
・足の甲
・足の指
・足底
おもに上記の部位に、しびれの症状が現れやすいと言われています。
また、腰部脊柱管狭窄症や腰椎すべり症では、歩いていると次第に下肢のしびれが現れる「間欠性跛行」という症状がみられることがあります。
間欠性跛行は、歩くことで筋肉に疲労が蓄積して硬くなり、神経を圧迫すると考えられます。
スポーツや肉体労働の後も同様に、筋肉が疲労すると緊張し、神経を圧迫することで神経症状を起こすとされています。
このように、手足の麻痺・しびれは、障害を起こした神経に対応する部位にしびれや痛み、運動障害などの症状を起こすとされています。
手足の麻痺・しびれの発症に備える
手足の麻痺・しびれの対処法とは
症状を改善するためには、症状に合わせて適切な処置を行うことが重要とされています。
●全身のストレッチ
ストレッチを行うことで筋肉の緊張を緩和し、しびれの症状を軽減する効果が期待できます。
しびれを軽減するためには、首や肩、腰の筋肉を中心にストレッチを行うことをおすすめします。
・首のストレッチ
首を横に倒して力を抜き、片手で首を傾け、首の横の筋肉を伸ばす
・肩甲骨のストレッチ
両手を頭より高い位置で壁につき、お辞儀をするように身体を前方に倒すことで肩甲骨まわりの筋肉を伸ばす
・腰のストレッチ
仰向けの状態で両膝を曲げ、膝を揃えたまま左右に倒す
上記のストレッチを入浴後の身体が温まった状態で行いましょう。
●マッサージ
手足の麻痺・しびれの症状を軽減させるためには、硬くなった筋肉をほぐし、神経の圧迫を改善させることが効果的とされています。
マッサージには、筋肉の緊張を緩和する効果のほかに、血行促進効果や鎮痛効果にも期待ができます。
そのため、痛みやしびれの症状を感じる部位をよく揉みほぐし、筋肉の緊張をほぐしましょう。
入浴中や入浴後の身体が温まっている状態でマッサージを行うことで、より効果的に筋肉をほぐすことが期待できます。
●姿勢に気を付ける
普段の姿勢を改善することで、症状を軽減させることが可能と言われています。
猫背や巻き肩など、不良姿勢でいると身体に負担がかかりやすく、筋肉の緊張を招きやすいと考えられます。
そのため、正しい姿勢を保持することで身体への負担を減らし、症状を改善しましょう。
立っているときや座っているときも、背中が丸くならないように軽く胸を張り、へそ付近を意識して姿勢を保持することをおすすめします。
手足の麻痺・しびれの予防法とは
日ごろからしっかりと身体のケアを行い、神経症状の発生を防ぎましょう。
●筋肉の柔軟性をつける
筋肉の緊張や骨格のゆがみ、ケガや疾患など、さまざまな原因によって発生すると言われています。
そのため、筋肉や関節の柔軟性を高め、身体への負担を減らすことが重要となります。
筋肉の柔軟性を高める方法には、次のような方法が挙げられます。
・マッサージ
・ストレッチ
・温める
・運動
マッサージやストレッチは、対処法と同様に、症状がみられる部位を中心に行うことをおすすめします。
次のような生活習慣を取りいれることで、日ごろから身体を冷やさないことを意識しましょう。
・湯船につかる
・ホッカイロを貼る
・腹巻を巻く
・ウォーキング
・移動するときに階段を使う
特に、日ごろデスクワークを行う方は運動不足になりやすくいため、筋力低下や柔軟性の低下を起こさないように意識してみましょう。
●不良姿勢を改善する
不良姿勢は、背骨や骨盤のゆがみを生じ、筋肉に負担をかけると言われています。
そのため、負担がかかる部位の筋緊張や骨格のずれが原因となり、神経を圧迫する可能性があります。
しかし、普段から正しい姿勢を意識して過ごすことで、身体への負担も減るため、神経症状を起こすリスクが下がると考えられます。
・左右均等に体重をかける
・骨盤を立てる
・おへそに力を入れる
・胸を軽く張る
・あごを少し引く
上記のポイントを意識して正しい姿勢を保持し、予防につなげましょう。
本駒込接骨院・鍼灸マッサージ院の
【手足の麻痺・しびれ】へのアプローチ方法
手のしびれ・足しびれの内容は実に多彩で、脳梗塞、脳出血、脳腫瘍など脳神経に障害を受けるもの、脊椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症など、背骨(脊髄・脊髄神経)由来で影響を受けるもの、そして末梢神経(腕・手・肘・太もも・ふくらはぎ・すね・足趾などを支配している神経)が障害される病気や糖尿病、ビタミン欠乏など代謝に問題があり末梢神経が障害を受ける場合に分けられます。
しびれの原因により施術法も異なるので正しい鑑別が必要になります。
通常、脳血管障害であれば、急に出現した片側性(右半身or左半身)の感覚障害に伴い筋力低下などの運動麻痺が起こりやすいです。
口の周りや片側の手がしびれる場合も脳血管障害の疑いがあるので注意しましょう。
背骨に異常があって、首(頸椎)や腰(腰椎)の神経を圧迫することによって生じる手のしびれ・足のしびれは、慢性的なしびれで最も原因の多い一つです。
ほとんどの場合、日内変動があったり、ある一定の領域に限局してしびれを認めます。
また手・足の末梢神経の障害も日常生活でよく遭遇するしびれです。
手根管症候群や胸郭出口症候群などの絞扼(何かの組織で神経・血管が圧迫、牽引されること)を伴うもの、ストレス・疲労・睡眠不足など、末梢神経の障害だけでもしびれの原因はさまざまです。
当院では、手足の麻痺や・痺れに関して、効果が期待できる「YNSA」新頭鍼療法やハイボルテージをお勧めいたします。
YNSAでは脳に刺激をあたえることで症状の軽減が見られます。
施術を担当する施術者は、YNSA【認定治療師】で、都内に5名程度の資格者です。
著者 Writer
- テラサワ マコト
寺沢 允 - 所有資格:柔道整復師
生年月日:1988.03.23
血液型:O
出身:東京
趣味:キャンプ Jeep
得意な施術:ケガ~骨折主に外傷 慢性的な痛み幅広い施術
施術案内
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